本を読んでいて、途中で挫折したことはありませんか?

「わからない…つまらない…えーい、売っちゃえ!」

ちょっと待ったーーー!!!

早まってはいけません。ちょっと置いておきましょう。そうそう腐るもんでなし。
なぜならまだ「時」が訪れていない可能性があるからです。

私の場合、三島由紀夫の『金閣寺』がそうでした。
初めて読んだのは確か、中学か高校生のとき。

そのときは

「はぁ?コンプレックスとか家の事情とかは分かるけど…。
金閣寺が美しいのと女が抱けないのになんの関係があるんじゃ?ヘタレめ!!
とりあえずソープへ行って来い。話しはそれからだ」

と『ホットドッグ・プレス』における北方謙三の様に思って放り投げてしまいました。

しかし、二十歳過ぎてから読んでみるとアラ不思議。
凄い名作!!だと思える様になりました。
このブログに感想も載せております。

年齢などもあったでしょうが、三島は読む順序も大切かもしれません。

私のオススメは『音楽』(感想) → 『仮面の告白』(感想)『金閣寺』 というパターン。

特に『音楽』は一晩で読めますから本当にオススメ。
放り投げたけれどチャレンジしたい!という方はレッツ・トライ♪


そして、もうひとつあるのが「季節」
関係なさそうにも思えますが、結構ポイント高いです。

例をあげましょう。11月〜12月に是非読みたい本を!

ヨースタイン・ゴルデル著 『アドヴェント・カレンダー ―24日間の不思議な旅』


どんな本か、私のサイトCittagazze(チッタガーゼ)内「児童文学」よりから引用しますと…。

たぶん、来る年も来る年も同じ方向に進むことにいいかげんうんざりした時計の針が、突然、逆さに回り始めたのだ

ヨアキムのアドヴェント・カレンダー(12月1日から24日まで、毎日ひとつずつ小さな扉を開けていくカレンダー)から出てきた薄い紙には不思議な物語が書かれていました。
デパートから逃げ出した子羊と赤い服のエリーサベトが、生まれてくるイエスを祝福する為に2千年の時を遡る物語が。

「待って、待って、子羊ちゃん!」

                    *-*-*-*-*

12月に是非読みたい1冊!
面白くて読む手が止まりません。そう、追い風を受けて駆けっこするように、下りのエスカレーターを駆け下りるように。始めはヨアキムと一緒にドキドキしながら、途中ではエリーサベトと共に天使のエフィリエルに案内されながら時間旅行を楽しみます。そしてラストでは、全ての真実を目の当たりにする。こんなに多くの感情を伝えてくれるなんて、本当に、とびきりのクリスマスプレゼントのような本です。

花を指さすエリーサベトに、天使は言います。
「天の栄光のかけらが地上に迷い込んだのだね。天の国には栄光がいっぱいだ。だから、どんどんあふれて広がるのだ」と。
そんな言葉を宿したこの本も、きっとあふれて広がる天の栄光のかけらなのでしょう。こんなにも心を揺す振られるのですから。

世界中を、クリスマスを、一層いとおしく美しく感じることが出来ました。
装丁も魅力的です。

いざ、ベツレヘムへ、ベツレヘムへ!



ゴルデルはベストセラーになった『ソフィーの世界』の作者です。
この本も放られ率が高い様子。
まず、入門編としていかがでしょうか?

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