ちった図書室 ~Bibliothèque de Cittagazze~

手当たり次第に読んだ本を手当たり次第に記していこうという、意気込みだけは凄い図書室。目指すは本のソムリエです。

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『イソップを知っていますか』

「知っていますか」シリーズの中でも「へぇ!」度が最多だった本書。

イソップ寓話は知っているけれど、イソップがどんな人物かご存知でしょうか?
口八丁の名人、しかしてその実態は!?

ギリシャの奴隷。
しかもかなーり古い。
そう、あのヘロドトスよりも古い。
そして最期は殺害されてしまったらしいとか……。

日本に伝わったのは安土桃山時代のこと。
「イソポのハブラス」「伊曾保物語」として宣教師によって持ち込まれたのだとか。

本書はその2冊を下敷きに解説されているところも特徴的。
寓話がどんな意味を持っているかも勿論だけれど、当時の日本人がどんなストーリーに出会い親しんできたか、という方に重きを置いているところが作者らしい。
寓話の中にミステリーの原型を見つけたりもして……。

本作もテンポよく、風刺も効いていて小気味良い。





| 阿刀田高 | 18:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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