ちった図書室 ~Bibliothèque de Cittagazze~

手当たり次第に読んだ本を手当たり次第に記していこうという、意気込みだけは凄い図書室。目指すは本のソムリエです。

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『プライド』 全12巻

面白くて一気読み!

舞台はオペラ。
煌びやかな表舞台と、それに至るまでの「この世界は金とコネ」なドロドロとした裏舞台。

その中で咲く高貴な薔薇の様な主人公、麻見史緒。
彼女が持っているのは美貌と不器用なまでの実直な真面目さ。
そして、プライド。

対する緑川萌は、強引に誰かを利用してのし上がっていく。
不幸を糧にプライドすら捨てて。


「プライド」とは何か。
それはきっと、自分と自分を愛してくれる人に恥じない生き方だと思う。
プライドを握り締めていれば、早い遅いはあってもスポットライトは照らしてくれる。

史緒と萌は寓話「北風と太陽」に例えられる。
萌の強引さは自分をも傷つけ、史緒の誠実さは様々な人の心の鎧を取り去っていく。


神様が彼女に与えた本当のギフトは「プライド」なのだと思う。

幾度も史緒の心の支えになる菜都子ママの金言を、私もしっかり心に刻んでおきたい。


「間違ったと思ったらすぐやり直すのよ
 後悔が少しで済むわ」

「泣いてもケンカしても傷ついても品性だけは悪くなっちゃだめよ
 人を落とすんじゃなくて自分が上がるのよ」














せっかくなので作中に登場するオペラも楽しみたいところ。
リヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」はカラヤン指揮のこちらがオススメ!


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元帥ウェルデンベルク侯爵夫人 : エリーザベト・シュヴァルツコップ
オクタヴィアン : セナ・ユリナッチ
ゾフィー : アンネリーゼ・ローテンベルガー
オックス男爵 : オットー・エーデルマン
ファニナル : エーリッヒ・クンツ
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