ちった図書室 ~Bibliothèque de Cittagazze~

手当たり次第に読んだ本を手当たり次第に記していこうという、意気込みだけは凄い図書室。目指すは本のソムリエです。

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『ミザリー』

怖い…!
でも、読む手が止まらない…!

作中作、ポール・シェルダン著『ミザリー』のナンバーワンにしてワーストワンの読者。
それが、アニー・ウィルクス。
おそろしく頑強で、それ以上に異常な女。

映画でアニーを怪演したキャシー・ベイツも怖かったけれど、原作は、もっと遥かに恐ろしい。
私の想像力のなかで、キャシー・ベイツをベースに、アニー・ウィルクスは醜悪になっていく。
そう…、生き生きと …。

閉鎖された空間での緊迫した恐怖はキングお得意のものだけれど、やっぱり凄い。
どこまで怖くなるのか。
どこまで最悪の状態になるのか。

読者もまた、本という恐怖の空間に閉じ込められるのだ。
唯一つ「自分は安全である」ことをよすがに。




こっちの装丁の方が好み。


カバーを外すと…。


キャシー・ベイツが本作でアカデミー賞を受賞!


| スティーヴン・キング | 23:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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