『小説版 ドラえもん のび太と鉄人兵団』
期待以上!
原作と1986年公開の映画版をベースに、ストーリーに説得力を加えながら見事にノベライズされています。
なにせ、『デカルトの密室』 等でロボットのケンイチくんを書いた瀬名氏がリルルを描くのだからどうなるのだろう、と身構えて読み始めたのだけれど……。
あれれ?
良い意味でそちらの期待は裏切られました。
そこにあるのはいつもの「ドラえもん」の世界。
のび太の日常にクスクス笑いながら読み進めていくうちに、自然とドラえもんワールドに入ることが出来ました。
舞台を20世紀から21世紀の「今」に移しているけれど、それも全く違和感なし。
大山のぶ代さんが、エッセイ 『ぼく、ドラえもんでした。』で書かれていた優しさモワモワ が、確かにここにもありました。
また、重要なポジションでゲストに星野スミレを登場させていることも藤子・F・不二雄先生ファンには嬉しいところ。
大人になったスミレちゃんが遠くにいるミツ夫くんを想い続けているという描写も。
もう一人、任紀高志も登場!
『エスパー魔美』 に登場する歌手ですね。
F先生のファンとしてはまた嬉しい演出です。
描かれているのは、心のつながり。誰かを想う気持ち。
その中心に「リルル」がいるのです。
しずかちゃんとリルルのつながり。
皆をまとめようと男気で踏ん張るジャイアンの、そして、勇気を振り絞るスネ夫の、仲間を想うつながり。
地球の為に戦うのび太とドラえもん、そしてそれをバックアップしようとするスミレのつながり。
子供たちを想うパパやママのつながり。
「つながり」や「想い」は何にも代えられない歓びを与えてくれるものなのだと、ラストシーンを読んで胸が熱くなりました。
原作はこちら!
原作と1986年公開の映画版をベースに、ストーリーに説得力を加えながら見事にノベライズされています。
なにせ、『デカルトの密室』 等でロボットのケンイチくんを書いた瀬名氏がリルルを描くのだからどうなるのだろう、と身構えて読み始めたのだけれど……。
あれれ?
良い意味でそちらの期待は裏切られました。
そこにあるのはいつもの「ドラえもん」の世界。
のび太の日常にクスクス笑いながら読み進めていくうちに、自然とドラえもんワールドに入ることが出来ました。
舞台を20世紀から21世紀の「今」に移しているけれど、それも全く違和感なし。
大山のぶ代さんが、エッセイ 『ぼく、ドラえもんでした。』で書かれていた優しさモワモワ が、確かにここにもありました。
また、重要なポジションでゲストに星野スミレを登場させていることも藤子・F・不二雄先生ファンには嬉しいところ。
大人になったスミレちゃんが遠くにいるミツ夫くんを想い続けているという描写も。
もう一人、任紀高志も登場!
『エスパー魔美』 に登場する歌手ですね。
F先生のファンとしてはまた嬉しい演出です。
描かれているのは、心のつながり。誰かを想う気持ち。
その中心に「リルル」がいるのです。
しずかちゃんとリルルのつながり。
皆をまとめようと男気で踏ん張るジャイアンの、そして、勇気を振り絞るスネ夫の、仲間を想うつながり。
地球の為に戦うのび太とドラえもん、そしてそれをバックアップしようとするスミレのつながり。
子供たちを想うパパやママのつながり。
「つながり」や「想い」は何にも代えられない歓びを与えてくれるものなのだと、ラストシーンを読んで胸が熱くなりました。
原作はこちら!
| 瀬名秀明 | 04:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
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